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「猫を飼いたいけど、ワンルームで大丈夫かな?」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
猫は比較的省スペースでも飼いやすい動物とされていますが、1R(ワンルーム)という限られた空間には、それならではの難しさがあります。
この記事では、実際にワンルームで猫と暮らしてみて「これは大変だった」と感じたポイントを10個にまとめてご紹介します。
これから猫を迎える方はもちろん、現在1Rでの暮らしにお悩み中の方にも役立つ内容です。
トイレのニオイが気になる
狭い部屋では、猫のトイレのニオイが漂いやすくなります。
特にキッチンや寝室と同じ空間になっているため、掃除や消臭対策を怠るとすぐに臭気が気になるように。
対策ポイント:
- 消臭効果の高い猫砂やシステムトイレを使う
- こまめに掃除をする(1日2回以上がおすすめ)
- 屋根付きのトイレを使う
「狭い=ニオイがこもる」ことは、覚悟しておきたいポイントです。
また、場所も制限されてしまう場合は、コーナータイプで家の角を有効活用するのも有効でしょう。
運動不足になりがち
1Rの間取りだと、どうしても猫が運動できるスペースが限られます。
遊び足りずにストレスを感じると、壁や家具への爪とぎや粗相がひどくなる猫も少なくありません。
対策ポイント:
- キャットタワーを設置する(縦の空間を活かす)
- 定期的におもちゃで遊ぶ時間をつくる
- 家具の配置で回遊できる動線を確保する
猫の健康維持のためにも、運動環境の工夫が重要です。
お留守番中の安全確保が難しい
ワンルームは、目が届きにくい場所も少ない分、「すべてが猫の手の届く範囲」にもなります。
結果として、いたずらや誤飲、感電などのリスクが高くなりがちです。
対策ポイント:
- コード類はカバーで保護
- 危険なものは収納しておく(小物や猫にとっめ有毒な成分を含む物)
- キャットカメラで様子をチェック
部屋全体が猫の遊び場になり得るからこそ、細やかな配慮が必要です。
来客時の逃げ場がない
来客があると猫が隠れる場所を求めますが、1Rでは逃げ場がなく、パニックになることも。
ストレスを感じて体調を崩す猫もいます。
対策ポイント:
- ベッド下やクローゼットに安心できるスペースを作る
- 来客の時間を極力なくす
- 無理に触れ合わないようにする
猫の性格にもよりますが、臆病な子ほど配慮が求められます。
鳴き声が気になる・ご近所トラブルに
猫は夜中や早朝に鳴くこともあり、特に壁が薄いワンルームでは近所迷惑にならないか心配になることも。
対策ポイント:
- 生活リズムを整える(夜に運動・食事を済ませる)
- 満足度の高い遊びを日中にする
- 防音カーテンやラグを活用する
実際に鳴き声による苦情で引っ越しを余儀なくされるケースもあるので、注意が必要です。
猫が走り回る音による騒音トラブル
猫は夜行性のため、深夜や早朝にテンションが上がってダッシュする「夜の大運動会」を繰り広げがちです。
これがご自身やご近所の睡眠を妨げる原因になることも。
対策ポイント:
- 防音マットやジョイントマットを床に敷く
- カーペットで音を吸収する(家具の下にも敷くと効果的)
- 寝る前にたっぷり遊んでエネルギーを発散させておく
- 階下に住人がいる場合は、走れるスペースを家具で制限することも有効
猫にとっては普通の動きでも、人間の生活リズムとは異なるため、気をつけたいポイントです。
特に退去時の原状回復トラブルや、苦情につながらないよう注意が必要です。
来客時の臭いや毛が気になる
「猫を飼ってる部屋ってわかるね」と言われたことはありませんか?
狭い部屋では、猫のニオイがどうしても生活空間全体に広がりやすくなります。
対策ポイント:
- 空気清浄機やファブリックケアを取り入れる
- 来客前に掃除機&コロコロをする
- 洗えるラグやカバーを使用する
自分では慣れて気づきにくい部分だからこそ、意識的なケアが必要です。
脱走のリスクが高い
玄関が生活空間と密接なため、宅配の受け取りや外出時に脱走するリスクがあります。
1度脱走されると、猫の安全確保が難しくなります。
対策ポイント:
- 玄関に柵やゲートを設ける
- 「待て」や「ハウス」のしつけを少しずつ教える(個体差が大きく、確実性には欠ける)
- ドアの開閉は慎重に、短時間で行う
1Rだからこそ、玄関対策は特に重要です。
猫の抜け毛がすぐに部屋中に広がる
ワンルームだと掃除の手を抜くとすぐに部屋全体が毛だらけになります。
特に換毛期は、毎日掃除しても追いつかないことも。
対策ポイント:
- こまめな掃除(1日1回以上)
- 空気清浄機や布製品の定期洗濯
- 短毛種でもブラッシングを日課に
自分が快適に過ごすためにも、抜け毛管理は欠かせません。
飲み水の衛生管理が難しい
ワンルームでは空気の流れが悪く、ホコリや毛が水皿に入りやすい環境です。
さらにエアコンの風が直接当たると、水が早く蒸発してしまったり、菌の繁殖にもつながります。
対策ポイント:
- 1日に2~3回は水を交換する
- 水皿の場所は風の当たらない、静かな位置に置く
- 陶器製やステンレス製など、洗いやすく衛生的な素材を選び、頭数+1個以上用意する
猫は新鮮な水を好む動物です。
飲み水の質が落ちると、飲水量が減ってしまい、泌尿器トラブルの原因にもなりかねません。
狭い空間だからこそ、飲み水の衛生にはいつも以上に気を配る必要があります。
まとめ|ワンルームでも猫と快適に暮らすために

ワンルームで猫を飼うのは決して不可能ではありませんが、いくつかの「大変さ」があることも事実です。
- ニオイや抜け毛への配慮
- 安全管理の工夫
- 鳴き声や来客対応などのストレス対策
- 脱走やいたずらリスクの軽減
- 衛生面のこまめな管理
こうしたポイントを意識することで、猫にとっても人にとっても快適な暮らしが実現できます。
「狭いからこそ、丁寧に暮らす」それが1Rで猫と暮らす上での秘訣です。